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酒寄雅志《渤海と日本》出版
著者 |
酒寄 雅志
著 |
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ジャンル |
日本史
> 古代史 世界史 > 東洋史 |
出版年月日
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2023/12/15 |
ISBN | 9784642046794 |
判型・ページ数 | A5・260ページ |
定価 | 4,180円(税込) |
古代東アジアで、渤海はなぜ唐から「海東の盛国」と称えられ、日本との友好な関係を維持したのか。多様な資料から渤海の王位継承や統治機構、交易の実態を解明。渤海使との交流や舞楽の伝来など、日本が受けた影響を探り出す。戦争に翻弄された近代の渤海史研究の歩みにも着目し、最新の研究成果を第一人者がわかりやすく解説する必読の遺著。
目 次
プロローグ―四人の「渤海王」
渤海の誕生から滅亡まで(東北アジアという地/建国の王大祚栄/武断的な王・大武芸/長寿の王・大欽茂/相次ぐ王の交替/渤海の滅亡)
日本と渤海の交流(東夷の「小帝国」日本の外交/渤海と日本との交流のはじまり/日渤関係の変質/元慶六(八八二)年来日の渤海使・裴頲への迎接/その後の渤海使/渤海人との交流/渤海使のもたらした物 黒貂の裘/渤海使が入手した日本の品々/舞楽と渤海使/『源氏物語』と渤海の記憶)
近代日本の渤海史研究(「鴻臚井の碑」の出現/本格的な渤海史研究/新たな渤海史像を求めて)
以下細目略/渤海史研究の最前線/酒寄雅志氏の遺著に寄せて…李成市/謝辞…酒寄光子/酒寄雅志主要業績一覧/巻末付録(渤海使一覧表/遣渤海使一覧表/渤海年号表)